「でも」「だって」で動かない部下がリーダーになると組織は終わる

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1. 「今は忙しくて…」が口癖の部下、いませんか?

先日、若手の田中(仮名)に新しい商談管理の仕組みを提案したんです。そしたら返ってきた言葉が「でも、今人が足りなくて…」「だって、今月バタバタしてて…」。正直、心の中で「またか」とため息が出ました。
こういう部下、どこの組織にも一人や二人はいますよね。問題は、こういうタイプが昇格してリーダーになった時。チーム全体が「今は忙しいから」を言い訳に、新しい挑戦を一切やらなくなる。これ、組織にとって本当に怖いことなんです。

2. なぜ「でもでもだって」になるのか

長年営業現場を見てきて分かったのは、「でもでもだって」を言う人間には共通点があるということ。それは「現状を変えること=リスク」と捉えていること。

新しいことをやれば、当然うまくいかないことも出てくる。失敗すれば評価が下がるかもしれない。だから「忙しい」という万能の言い訳を使って、現状維持に逃げ込むんです。

もっと根が深いのは、本人がこれを「自覚していない」ケース。本気で「自分は忙しくてできない」と思い込んでいる。だから周りが何を言っても響かない。そして厄介なことに、こういう人ほど真面目で、目の前の仕事はちゃんとこなすんですよ。だから上司も強く言えない。気づいたら、その人が課長になり、部長になっていく…。

3. 「動かない部下」「動かないリーダー」への具体的対処法

① 「忙しい」を数値で可視化させる

「忙しいって、具体的に週何時間どの業務に使ってる?」と聞いてみてください。9割の人間は答えられません。感覚で「忙しい」と言ってるだけ。タスクの棚卸しをさせれば、意外と空白時間があることに本人が気づきます。

② 「やらない理由」ではなく「やる方法」を考えさせる

「でも」が出た瞬間、「じゃあどうしたらできる?」と返す。これを徹底するだけで、思考の癖が変わってきます。最初は嫌がられますが、3ヶ月続けると本人の発言が変わってきますよ。

③ 小さな成功体験を積ませる

いきなり大きな変革を任せても潰れます。まずは小さな改善提案を一つやらせて、成功させる。「変えてみたら良くなった」という体験が、「でもでもだって」を溶かしていきます。

④ リーダー登用前に「変革経験」を必須要件にする

これは仕組みの話。現状維持型の人間をリーダーにしないために、昇格要件に「自分で何か新しい取り組みを立ち上げた経験」を入れる。うちの部署ではこれを徹底してから、組織の空気がガラッと変わりました。

⑤ リーダー自身が学び続ける姿を見せる

結局これが一番効きます。マネージャーが新しい本を読み、新しい施策を試し、失敗も含めてオープンに語る。部下は上司の「言葉」より「姿」を見ています。リーダーが成長を止めた瞬間、チームも止まります。

4. 思考の癖を変えるための一冊

「でもでもだって」思考から抜け出すには、本人の思考パターンそのものを変える必要があります。私が部下に勧めているのが 『すぐやる人の思考法』 。なぜ人は先延ばしするのか、どうすれば行動できるのかが具体的に書かれていて、「忙しいから」を言い訳にしてきた部下に読ませると、ハッとする顔をします。

また、リーダー自身が学びを止めないために、私は Kindle Unlimited(読み放題) を活用しています。月980円でビジネス書が読み放題なので、気になった本をすぐ試せる。リーダーが学び続ける環境を作るには、コスパ最強です。

もう一冊、組織の習慣を変えたいリーダーに読んでほしいのが 『習慣の力』 。「忙しい」を言い訳にする文化も、新しい挑戦を歓迎する文化も、結局は習慣の積み重ね。組織の習慣をどう設計するかのヒントが詰まっています。

5. まとめ

「でも」「だって」「今は忙しい」。この3点セットを口癖にする部下を、絶対にリーダーにしてはいけません。なぜならその瞬間、チーム全体が成長を止めるから。

そして何より、マネージャーである自分自身が「忙しい」を言い訳にしていないか、定期的に自問してください。リーダーが成長を止めたら、組織には衰退しかない。これは20年以上現場を見てきた私の、揺るぎない確信です。

今日、何か一つ、新しいことを始めてみませんか?

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