【本音】出世するやつは結局「圧倒的に働いたやつ」だ。働き方改革時代に営業部長が思うこと

マネジメント術

1. 怒られるの覚悟で言わせてくれ

こんなことを書くと、今の時代「老害だ」「ブラックだ」と叩かれるかもしれない。でもな、20年以上営業の現場で部下を育て、出世していくやつとそうじゃないやつを山ほど見てきた俺が、本音で言わせてもらう。
結局、出世するやつは「圧倒的に多く働いたやつ」だ。言われたことを真面目にこなしただけのやつじゃない。自分の頭で考えて、試行錯誤して、人の倍の量をこなしてきたやつ。地の力がまるで違う。これは紛れもない事実だと思っている。

2. なぜ「仕事量」が実力に直結するのか

誤解しないでほしいのは、俺は「長時間労働を礼賛している」わけじゃない。ただ、こと20代〜30代前半の若手にとって、仕事量というのは実力を測る上で避けて通れない要素だと思っている。理由はシンプルだ。

① 試行回数が圧倒的に違う

営業で言えば、商談の数、提案の数、断られた数。これが10倍違えば、得られる学びの量も10倍違う。本を読むだけでは絶対に身につかない「肌感覚」は、量からしか生まれない。

② 自分で考える機会が増える

言われたことだけやっているやつは、量をこなさない。なぜなら指示された分しか動かないから。一方、量をこなすやつは、自分で「次は何をすべきか」を考えないと回らなくなる。この「自分で考える経験」が積み重なって、判断力になる。

③ 修羅場の数だけ人は強くなる

クレーム、失注、上司との衝突、無茶な納期。こういう修羅場は、量をこなしているやつにしか訪れない。そして修羅場を超えた数だけ、人は腹が据わる。

3. じゃあ今の時代、どうすればいいのか

とはいえ、昭和のように「24時間働けますか」とは言えない時代。労務管理もある。だから俺が今の若手や、若手を育てるマネージャーに伝えたいのは、こういうことだ。

① 「時間内の密度」を圧倒的に上げる

同じ8時間でも、ボーッと過ごす8時間と、頭をフル回転させる8時間では、得られるものが全く違う。コーヒー飲みながらダラダラやるな。1時間ごとに「何を得たか」を意識しろ。

② インプットは業務外の時間を使え

業務時間内に成果を出すのは当たり前。差がつくのは「業務時間外に何をしているか」だ。通勤時間、休日の1〜2時間、ここで本を読み、勉強しているやつとそうじゃないやつでは、3年で大差がつく。

③ 「自分で決めた量」をこなす

会社に強制されてやる残業に意味はない。でも、自分で「今週は10件提案する」と決めて動くなら、それは自己投資だ。この主体性があるかどうかが分水嶺。

④ 量をこなした上で「振り返る」

ただ量をこなすだけのバカもいる。それじゃダメだ。1日の終わりに必ず5分でいいから振り返る。「今日の商談、何が良くて何がダメだったか」。これをやるかやらないかで、同じ量でも成長スピードが全く変わる。

⑤ マネージャーは「量をこなしたい若手」を潰すな

これは管理職向けの話。今のコンプラ意識で「残業するな」と一律に止めるのは簡単だ。でも、自分で考えて伸びようとしている若手の意欲まで折るな。業務時間内での挑戦の場を作ってやれ。それがマネージャーの仕事だ。

ちなみに、業務外のインプットを増やすなら、Kindle Unlimited(読み放題)はかなりおすすめ。月1,000円くらいでビジネス書が読み放題だから、通勤時間が一気に学びの時間に変わる。俺の若手にも勧めている。

4. おすすめ書籍

このテーマで読んでほしい本を2冊紹介する。

『替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方』
なぜ量をこなすのか。それは「替えがきかない人材」になるためだ。この本は、ただがむしゃらに働くのではなく、市場価値の高い専門性をどう積み上げていくかを論理的に教えてくれる。量と質の両立を考えたい人に最適。

『すぐやる人の思考法』
結局、量をこなせる人と、こなせない人の差は「行動の早さ」にある。考えてから動くんじゃなく、動きながら考える。先延ばし癖を直して、行動量を上げたいと思っている若手やマネージャーに、まず読んでほしい1冊だ。

5. まとめ

「圧倒的に働いたやつが出世する」。これは精神論じゃなくて、試行回数と修羅場の数の話だ。働き方改革は大事。長時間労働の強制はもうダメだ。でも、自分で考えて、自分の意思で量をこなしてきたやつが強いという事実は、令和になっても変わらない。
楽して出世できる方法なんてない。それを認めた上で、いかに「賢く、たくさん」動くか。これが今の時代を勝ち抜く営業マンの条件だと、俺は思っている。

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